院長インタビュー

患者さんと「信頼関係」を築くために
患者さんが今、何を考えて、どうしたいのかを知ること
当院の治療は「そこ」から始まります

院長インタビュー

院長紹介

院長

野口 光生(のぐち みつお)
野口 光生(のぐち みつお)

略歴

1997年 大阪歯科大学卒業
2003年 野口歯科医院勤務
2011年 野口歯科医院院長

院長インタビュー

Q 野口歯科医院の診療理念を教えてください
A
患者さんと「信頼関係」を築くこと、それが一番の理念ですね。「信頼関係」を築くためには、まずは患者さんのお話を丁寧にゆっくりとお伺いし、今、患者さんが何を考えて、どうしたいのかを知らなければいけません。当院の治療は「そこ」から始まると言ってもいいでしょう。
そうして患者さんのご希望をお伺いした後は、基本的にそれに沿って治療を行っていくのですが、その治療が患者さんの利益にならないと判断した場合には、別の治療方法をご提案させて頂く場合もあります。最近では、インターネットを使って事前に色々調べてからいらっしゃる方も多いのですが、その情報が必ずしも正しいとは限らず、調べた内容が患者さんに当てはまらない場合もあります。そうした時には、その理由をよくご説明し理解して頂いた上で、患者さんにお選び頂くようにしています。
Q 希望した治療方法以外を提案されることに、戸惑われる方もいらっしゃるのでは?
A
確かに、そういう患者さんもいらっしゃいます(笑)。ですが、対価として治療費を受け取る以上、当院では「患者さんの利益」を最優先に考えて治療を行っています。例えば、インプラント治療をご希望になっても、患者さんのお口の中の状態によってはそれが適切でない場合もあります。そうした時にはCT画像などを使い、その理由をよくご説明して納得して頂くように努めています。実は、当院がCTを導入したのは、効率良くインプラント治療を行うためというよりも、むしろ患者さんに「治療が適切でない」ことを詳細に説明するため、そして「治療が適切でないケース」を漏れなく発見するためという意味合いの方が強いのです。
Q それだけ、誠意を持って治療を行われているということですね?
A
そうですね。「治療に対する誠意」これに関しては自信があります。これ無しには、「患者さんの利益になる治療」をご提供することはできませんし、患者さんとの「信頼関係」を築くこともできませんからね。

治療にともなうリスクは、すべて包み隠さずお話しします

治療にともなうリスクは、すべて包み隠さずお話しします
Q 野口歯科医院の特徴については、どのようにお考えですか?
A
先ほどの「治療に対する誠意」にも繋がりますが、保険治療、自費治療にかかわらずしっかりと治療するのはもちろんのこと、それぞれのリスクについても丁寧にご説明し、納得して頂いた上で患者さんにお選び頂くようにしている点だと思います。保険治療にせよ自費治療にせよ、大なり小なりリスクというものはあります。それを隠すのではなく、全部ありのままご説明するようにしています。
さっきお話ししたインプラント治療の例と逆のケースになりますが、例えば歯の欠損がある患者さんに対して、「インプラント治療が最適である」とこちらが判断しても、患者さんによっては費用面などがネックとなってそれを選ばれない場合もあります。そうした時には、保険治療の範囲内である入れ歯やブリッジなどをご提案し、それらのメリット・デメリットを詳しくご説明した上で、患者さん自身に選んで頂くようにしています。
Q 患者さんの希望と、歯科医院としての意向を擦り合わせるわけですね?
A
そうです。ある意味、それこそが私の仕事の大部分を占めるものではないかと思っています。

患者さんの「ありがとう」がやりがいであり、励みでもあります

患者さんの「ありがとう」がやりがいであり、励みでもあります
Q この仕事をしていて、どんな時にやりがいを感じますか?
A
「ありがとう」と患者さんに笑顔で言って頂けた時ですね。これが一番のやりがいであり、励みとなっています。それ以外にも、以前ご来院頂いた時から5年経っているのに、その間ほかの歯科医院に行かずに当院に来てもらった時などに、「ああ、やっていて良かったな」と思いますね。つまり、5年空いても当院にご来院頂いたということは、それだけ信頼してもらえている証だと思うからです。ただし、「5年も空けないでくださいね」と一応、言いますけどね(笑)。患者さんの中には、痛みがなくなったら急に来られなくなる方もいらっしゃるのですが、当院ではそうした方にも再度ご来院頂いています。これもまた、当院の大きな特徴であると思います。普通、痛みが再発した時は以前通っていた歯科医院にではなく、ほかの歯科医院に行くことが多いのですが、なぜか当院はそういう方にも来て頂けています。それだけ「通いやすい」「行きやすい」歯科医院だと思って頂けているということなのだと思います。こうしたこともまた、この仕事をする上での「やりがい」となっていますね。
Q 野口歯科医院には、どのような患者さんがいらっしゃいますか?
A
これもまた当院の特徴なのですが、お子さんからご高齢の方まで、幅広い年代の方々にご来院頂いています。なかには、歯科技工士の方が当院にいらっしゃって治療を受けられるケースもありますよ。先ほどもお話ししましたが、当院は保険治療であろうと自費治療であろうと区別することなく丁寧に治療を行っています。そうした仕事ぶりを見た歯科技工士さんが「ここなら大丈夫だろう」と思い、ご来院頂いているのだと思います。
Q 同じ「歯のプロ」からも信頼を得ているというわけなのですね。そんな野口歯科医院ですが、今後どのような医院にしていきたいとお考えですか?
A
これまでもそうでしたが、今後も「地域に密着した、親しまれる歯科医院」を目指していきたいです。もっともっと、今以上に患者さんから信頼してもらえる歯科医院になりたいと思います。
患者さんの中には、横浜からご来院頂いている方もいます。その方はご結婚を機に横浜にお引越しされたのですが、里帰りの際にはいつも当院にお越しになり、治療が終わるまでの間、ずっと御所に滞在されています。この患者さんのように、「当院を信頼してくださる患者さん」を、今後もどんどん増やしていきたいです。そのためにも、患者さんの期待に応えられるような治療をご提供していきたいと思います。

歯科医師、患者さんがお互いに「責任能力」を高め合う これこそが理想的な「信頼関係」だと思います

Q 最後に、HPをご覧の皆様へメッセージをお願いします
A
「気軽にお立ち寄りください」この言葉に尽きますね。歯に関する悩みをお話しになるだけでもかまいませんので、まずはお気軽にお越し頂ければと思います。
そして、お互いに「歯の健康」に向けて努力し合えたらと考えております。歯を健康な状態に保つためには、歯科医師の「努力」だけでなく、患者さんご自身の「努力」も非常に重要となります。この「努力」という言葉は、「責任能力」という風に言い換えることもできます。患者さんの「責任能力」が高まれば、私の「責任能力」もそれにともないどんどん高まっていきます。しかし、患者さんの「責任能力」が低いままだと、私の「責任能力」も十分に発揮されない場合があります。
ですので、私も「努力=責任能力」を高めるために精一杯頑張りますので、患者さんもそれに応じて「責任能力」を高めて頂ければと思います。そうしてお互いの能力を高め合うことこそが、歯科医師と患者さんの理想的な「信頼関係」のあり方ではないと考えております。

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